宮崎茂子 プロフィール

公益社団法人 国際日本語普及協会
理事長 宮﨑茂子(みやざき しげこ)
理事長となって
AJALTで長年日本語教育にたずさわってきましたが、与えるものより、むしろ学んだことの方が多かったと私は考えています。
当協会の学習者は実に多種多様です。国籍、民族、宗教はもとより、年齢も幼児から80代と幅広く、おかれた立場も難民キャンプのアジアの人々から一国を代表する外交官、研究者、ビジネスパーソン、主婦などさまざまです。また日本語の授業ばかりでなく、教師養成、研究、教材開発、地域支援など多様な活動を国の内外に展開しています。
日本語授業の中で、生身の人間と接して、その集団のものの見方、価値観を識ることは、映画や書物を通しての異文化の知識より、むしろ感動的です。こうして教師は異文化に対する柔軟性と理解を深め、学習者もまた日本語の習得以外にも得るところが多々あると確信しています。つまり相互作用です。
それぞれのクラスや個人授業を管轄する主任は適材適所の配置を決めていますが、さらに教師は、新しい学習者にチャレンジすることにより、授業の技量を磨くだけでなく、視野を広げ、自身の成長を目指しています。
私たちは幅広く、質の高い教師集団であり続けたいと願っています。
宮﨑 茂子
経歴
1932年
東京に生まれる。中学一年のとき終戦を体験する。
1956年
津田塾大学英文科卒業
1970年
日本語教育研究会西尾グループ(現協会の前身)の設立に協力し、日本語教育に従事するとともに、運営にたずさわる。その後(社)国際日本語普及協会の常務理事を経て、いっとき非常勤理事となるも、今日理事長に就く。
1977年
同グループの社団法人日本語普及協会としての新たなる発足に尽力し、1993年まで常務理事として組織の運営及び学術的業績の発表に力をそそぎ、AJALTの基盤をゆるぎないものにする。常務理事退任後は非常勤理事として、AJALTの運営を大局的見地から見守る。
2011年
2010年 公益社団法人への移行を期に、AJALTのさらなる発展、新時代を迎えての体制つくりのため理事長に就任する。
主たる活動
日本語教育 |
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日本語教師養成 |
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研究発表 |
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執筆 |
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シンポジウム・ ワークショップ |
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